あの日、お医者さんの重い口から「血糖値が高いです」と告げられた時の衝撃は、今でも忘れられません。
「まさか私が?」「この歳で、もう終わりなのかな…」そんな不安と絶望が、私の心を支配しました。
でもね、もしあなたが今、同じように血糖値のことで悩んでいるなら、ちょっとだけ私の話に耳を傾けてみませんか?
この記事では、医者に怒られ、失敗を繰り返した私が、どうやって無理なく血糖値と向き合い、心も体も穏やかな毎日を取り戻していったのか、その正直な体験をお話ししたいと思います。
難しい専門用語は一切なし。
「60代の私でもできたんだから、あなたもきっと大丈夫」そう思ってもらえたら嬉しいです。
※この記事は個人の体験に基づくものです。症状や状況には個人差がありますので、専門的な判断が必要な場合は必ず専門家にご相談ください。
血糖値で「まさか私が…」医者の一言に凍り付いたあの日
あれは忘れもしない、定期健診の日のことでした。
いつも通り採血と検査を終え、診察室に入ると、先生の顔がいつになく硬かったんです。
「〇〇さん、少し、お話しがあります」
その言葉に、胸がざわつきました。
そして告げられたのが、「血糖値がかなり高い状態です。このままでは…」という、重い現実。
頭が真っ白になって、先生の声が遠のいていくような感覚でした。
正直なところ、それまで私は「自分は大丈夫」と、どこか高を括っていたんです。
運動もそれなりにしているし、食事だってそこまで暴飲暴食しているわけじゃない、と思っていました。
でも、それは完全に「誤った常識」でした。
健康は、歳を重ねるごとに意識して管理しないと、積み重ねてきたものが一気に崩れてしまうことがあるんですね。
あの時の絶望感と言ったらありません。
健康でいることが当たり前だと思っていた私にとって、それは突然の落とし穴でした。
このまま病気が進んで、大好きな旅行にも行けなくなったら?
家族に心配をかけてしまうんじゃないか?
そんな恐怖が、毎日のように私の心を締め付けたんです。
昔の私に伝えたい!「やっちゃダメ」な食事の落とし穴
医者から「このままではいけない」と言われ、私は焦りました。
すぐにインターネットで「血糖値 食事」と検索しまくったんです。
すると出てくるのは、「糖質制限!」「徹底的に〇〇を避けろ!」みたいな、なんだか厳しくて難しい情報ばかり。
「よし、やるしかない!」と意気込んで、それまでの食生活をガラッと変えてみました。
大好きだったご飯は一口も食べない。
パンも麺類も一切禁止。
野菜ばかりを食べる生活に、無理やり切り替えたんです。
結果、どうなったと思います?
たしかに最初のうちは、少しだけ血糖値の数値が落ち着く兆候が見えました。
でも、それ以上に「心がしんどい」んです。
家族と同じ食卓を囲んでも、私だけ違うメニュー。
外食に行っても、食べられるものが少なくて、選ぶのが一苦労。
何よりも、美味しいものを「我慢する」ことが、想像以上にストレスになっていきました。
「こんなに頑張ってるのに、なんで好きなものが食べられないんだろう」
そんな不満が溜まりに溜まって、ある日、ぷつりと糸が切れたんです。
「もういいや!」って、ラーメンとご飯をがっつり食べてしまいました。
そして、それからずるずると「もう頑張れない…」と、元の食生活に戻ってしまったんです。
私の場合、極端な食事制限は、まさに「やっちゃダメ」な落とし穴でした。
リバウンドしてしまった時の絶望感と自己嫌悪は、診断された時と同じくらい辛かったのを覚えています。
- Belief 1: 「血糖値が高い=糖質は悪」と決めつけて、極端にゼロにすべきだと思い込んでいた。
- Belief 2: 完璧にやらないと意味がない。少しでも気を抜いたら失敗、という考えだった。
- Desire: 早く数値を改善して、医者から褒められたい、家族に安心してもらいたいという気持ちが強すぎて、無理をしていた。
でも、これじゃ長続きするはずがありませんよね。
60代の私が「これなら続いた!」ゆる〜い食事の工夫5選
そんな失敗を経て、私は考え方を変えました。
「完璧じゃなくていい。とにかく『続けられること』だけをやろう」と。
難しい理論は一旦横に置いて、毎日の食事で「これなら私にもできる」と思ったことを、少しずつ試していったんです。
ここでは、私が実践して「本当に効果があったな」「これならストレスなく続けられたな」と感じた、ゆる〜い食事の工夫を5つご紹介します。
| 私の工夫 | 具体的にどうしたか | 続けるためのポイント |
|---|---|---|
| 1. 食べる順番を変えた | まず野菜や汁物から食べ始め、次にタンパク質、最後に炭水化物(ご飯など)をゆっくり食べるようにしました。 | 最初は意識しないと忘れがちですが、習慣になると自然とできるようになります。焦らないでOK。 |
| 2. 好きなものは「少しだけ」 | ご飯やパン、麺類は完全にやめるのではなく、量を半分にしたり、食べる頻度を減らしたりしました。 | 「食べちゃダメ」はストレスの元。たまにはご褒美もOK。罪悪感なく楽しむことが大切です。 |
| 3. 食物繊維を意識してプラス | 毎食、野菜や海藻類を意識して摂るようにしました。特にきのこ類はかさ増しにもなって便利。 | 冷凍野菜やカット野菜、缶詰なども活用すれば、手間なく続けられますよ。 |
| 4. おやつは「賢く」楽しむ | 甘いものが食べたくなったら、フルーツやナッツ、チーズなど、血糖値が上がりにくいものを選びました。 | 完全にやめると反動が大きいので、質を変えるのがおすすめ。 |
| 5. 水分補給を忘れずに | 食事中や食間には、お水やお茶をこまめに飲むようにしました。 | ジュースや甘い飲み物を減らすだけでも、体は喜んでくれます。 |
どうですか?どれも「これならできそう」って思ってもらえませんか?
私は、これらの工夫を一つずつ、本当に少しずつ生活に取り入れていきました。
「今日は食べる順番、意識してみようかな」「おやつは、お煎餅じゃなくてみかんにしてみようかな」くらいの、ゆるい気持ちで始めたのが良かったんです。
もちろん、たまには「あ、今日はお米食べすぎちゃった!」なんて日もあります。
でも、そんな時も「明日また頑張ればいいや」って、自分を責めなくなりました。
完璧主義をやめたら、心が本当に軽くなったんです。
心がラクになった。血糖値との付き合い方を変えたら見えた景色
無理な食事制限をやめて、自分のペースでできることだけを続けていくうちに、私の体と心には、本当に大きな変化が訪れました。
まず、一番驚いたのは、検査の数値が安定してきたことです。
医者からも「〇〇さん、頑張りましたね」と褒めてもらえて、あの時は本当に嬉しかった。
以前は、血糖値のことで頭がいっぱいで、食事のたびに憂鬱になったり、自分を責めたりしていました。
でも今は、「何を食べるか」よりも「どう食べるか」に意識が向くようになり、食事の時間が心から楽しめるようになったんです。
体調もすごく良くなりました。
以前は食後に眠くなったり、体がだるかったりすることもあったんですが、それがほとんどなくなって、一日を通して体が軽い。
朝もスッキリ起きられるようになって、気分まで明るくなりました。
あの頃の私は、「血糖値が高い」という事実が、自分の人生に重くのしかかっているように感じていました。
でも、今は違います。
血糖値と上手に付き合っていく知恵を身につけたことで、むしろ「これからの人生をもっと健康的に、楽しく生きよう」という、前向きな気持ちが芽生えたんです。
これは、単に食生活を変えただけじゃなくて、自分自身を大切にするという気持ちを取り戻したからだと思っています。
私も含め、60代の私たちにとって、健康はこれからの人生を楽しむための土台です。
専門家の方々も、無理なく続けられる生活習慣の改善が大切だと仰っていますし、焦らず、自分に合った方法を見つけることが本当に重要だと痛感しています。
心を軽くして、今日から一歩踏み出すあなたへ
もしあなたが今、血糖値のことで悩んでいて、「もう何をしたらいいのかわからない」と途方に暮れているなら、どうか思い出してください。
私も同じ道を歩んできた、あなたの仲間です。
完璧を目指す必要なんて、どこにもないんです。
たった一つ、今日からできる「ゆるい工夫」を、あなたの生活にそっと取り入れてみませんか?
例えば、今日のご飯は一口だけ少なくしてみる。
おやつを、いつものお菓子からフルーツに変えてみる。
それだけでいい。
その小さな一歩が、きっとあなたの体と心の景色を、少しずつ変えてくれるはずです。
私もまだまだ、この体と付き合っていく道の途中。
これからも、私の経験や日々の発見を、この場所で正直に伝えていきたいと思っています。
あなたの毎日が、少しでも明るく、そして穏やかになりますように。
いつでも、ここで待っていますね。


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